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東京観光の地下鉄きっぷはどれ?24時間券・都営共通券の選び方
東京観光で地下鉄の乗り放題券を買うかは、訪問先と乗る路線を決めてから判断できます。東京メトロだけなら大人700円の24時間券、都営地下鉄も使う同じ日の移動なら1,100円の共通一日券が比較対象です。乗車が少ない日やJR中心の旅は、普通運賃のほうが合う場合もあります。24時間券は紙・QRが最初の改札通過から、ICは購入時刻から有効で、共通一日券とは使える時間も違います。

地下鉄で訪ねる候補の国立新美術館(2018年10月、Kakidai撮影)。写真は正面側で、乃木坂駅6出口とは異なります。
ライセンス付き実写画像Kakidai / Wikimedia Commons詳細
作者: KakidaiCC BY-SA 4.0(新しいタブで開きます)CC BY-SA 4.0。原版をリサイズ・圧縮して使用。加工画像も同じライセンスで提供。改変あり画像出典(新しいタブで開きます)
- 比較の条件
- 都内の宿・駅を起点に公共交通+徒歩で観光
- 対象外の交通
- 下記の地下鉄券ではJR・私鉄・バスは別払い
- 料金確認
- 2026年10月17日/施設の入場料は別
700円と1,100円、まず使う路線と日数を合わせる
メトロだけで回れるなら、都営も乗れる券を先に買う必要はありません。一方、安い券に合わせて乗り換えや徒歩を増やすより、宿の最寄り駅から使いやすい路線を選ぶほうが負担を減らせます。以下は通常の個人料金での比較です。東京までの交通費、入場料、食事代は含みません。
共通一日券は『購入後24時間』ではなく、使用する日の始発から終電まで。午後に観光を始め、翌朝もメトロを使う旅では、24時間券と同じ条件では比較できません。直通列車でも対象外の鉄道会社の区間には別の運賃が必要です。
| 選択肢・料金 | 使える範囲 | 向いている条件 |
|---|---|---|
| メトロ24時間券 大人700円/小児350円 | 東京メトロ全線 24時間 | メトロ中心に複数回乗る |
| メトロ・都営共通一日券 大人1,100円/小児550円 | 両社の地下鉄全線 使用日の終電まで | 同じ日に両社の路線を使う |
| 普通運賃(IC・きっぷ) | 利用区間ごとに支払い | 乗車が少ない/JR等も多い |
この節の根拠:東京メトロ:24時間券・都営共通一日券の料金、対象路線、有効期間(新しいタブで開きます)
何回乗れば得?普通運賃の合計で判断する
『4回乗れば必ず得』とは限りません。メトロの大人IC普通運賃は通常1〜6kmで178円、12〜19kmで252円など、利用区間で異なります。下表は公式運賃を使った編集部の計算例で、特定の観光ルートの見積もりではありません。
同じ178円の乗車が4回なら、24時間券との差は12円です。差額だけのために訪問先を増やす必要はありません。逆に長い区間なら3回でも券のほうが安くなる場合があります。乗り換え回数ではなく、経路検索に表示される各移動の運賃を、宿へ戻る分まで足すのが判断の出発点です。
都営も使う日の共通券は1,100円と比較します。メトロ券との差400円だけを見る場合も、両方の券が使える同じ日の移動に条件をそろえ、都営の別払い分を加える必要があります。JRや私鉄が便利な行程まで地下鉄へ置き換える必要はありません。
- 紙の普通きっぷとICの運賃は一部異なります。上表はIC運賃で計算しています。
- 特殊な運賃の区間、乗継方法、対象外路線を含む経路には、この計算例をそのまま当てはめないでください。
| メトロ大人ICの計算例 | 普通運賃の合計 | 700円券との比較 |
|---|---|---|
| 178円の乗車を3回 | 534円 | 普通運賃が166円安い |
| 178円の乗車を4回 | 712円 | 24時間券が12円安い |
| 252円の乗車を3回 | 756円 | 24時間券が56円安い |
この節の根拠:東京メトロ:普通券・IC運賃の距離別一覧と例外(新しいタブで開きます)
同じ目的地でも、駅・路線・出口で歩きやすさが変わる
例えば、曲面ガラスの建築と展覧会を見たい国立新美術館、旧朝香宮邸と庭を訪ねる東京都庭園美術館、温室を巡る夢の島熱帯植物館では、切符選びに関わる駅が異なります。下の3施設は行き先を選ぶための例で、1日で全部回る行程ではありません。
雨にぬれる移動を減らしたいなら、乃木坂駅6出口に直結する国立新美術館が候補です。夢の島熱帯植物館は館内が温室でも、新木場駅から徒歩13分の移動があります。屋内施設だから駅からの移動も雨に強い、とは限りません。強風などで外を歩くこと自体が難しい日は、近い施設への変更や外出の見送りが必要です。
東京都庭園美術館へ白金台駅から向かう場合、公式の徒歩6分は1番出口からの目安で、エレベーターは2番出口です。ベビーカーや大きな荷物があるときは、最短出口ではなく利用できる出口から経路を確認してください。宿での荷物預かりも利用できるとは限らず、事前の確認が必要です。
| 行き先 | 地下鉄でのアクセス | 別の経路・注意点 |
|---|---|---|
| 国立新美術館 | 千代田線・乃木坂6出口直結 | 大江戸線・六本木7出口から徒歩4分 |
| 東京都庭園美術館 | 南北線・三田線の白金台1出口から徒歩6分 | JR目黒東口からは徒歩7分/JRは券の対象外 |
| 夢の島熱帯植物館 | 有楽町線・新木場から徒歩13分 | 同駅でもJR京葉線・りんかい線は対象外 |
この節の根拠:国立新美術館:乃木坂・六本木駅の出口とアクセス(新しいタブで開きます) / 東京都庭園美術館:駅の出口、徒歩目安、エレベーター(新しいタブで開きます) / 夢の島熱帯植物館:新木場駅の3路線、徒歩目安、開館条件(新しいタブで開きます)
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条件に合わせて確認する
24時間券は紙・QRとICで開始時刻が違う
東京メトロ24時間券の紙券・QR券は最初の改札通過から24時間、IC券は購入時刻から24時間です。例えば14時に紙券で初めて改札を通るなら翌日14時まで。12時にIC券を購入して14時に乗り始めても、期限は翌日12時です。この時刻は仕組みを説明する例で、列車の時刻表ではありません。
紙の当日券は、買った日の終電までに使用を開始しないと無効になります。紙の前売り券は購入から6か月以内、QR券は購入から90日以内に使い始める条件があります。旅程が未確定なら、有効期限と利用開始方法を確かめてから購入するほうが無駄を防げます。
ICの24時間券はPASMO向けで、Suicaには載せられません。PASMOでも定期券情報が有効なものなど、使えない種類があります。手元のカードに追加できるか、券売機や公式の対応条件で判断してください。QR券は公式販売先と対応改札の案内を確認する必要があります。
24時間という名称は、地下鉄が終夜運転する意味ではありません。翌日の帰路が有効時間から外れるなら、その分は普通運賃で支払う想定です。共通一日券も翌朝まで延長されるものではありません。
Tokyo Subway Ticketは別商品。購入対象者も確認する
Tokyo Subway Ticketはメトロと都営地下鉄を使える24・48・72時間券で、共通一日券とは別の商品です。大人は順に1,000円・1,500円・2,000円、小児は500円・750円・1,000円。紙券は最初の改札通過から有効時間が始まり、IC券は購入時刻からです。
通常の販売対象は、訪日外国人と、東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・山梨以外に住む国内旅行者です。住む地域や購入先の条件を満たす必要があり、誰でも駅で1,000円の券を買えるという意味ではありません。公式では居住地を問わない観光施設とのセット商品も案内していますが、施設料金を含む総額で比べる必要があります。
1泊2日でも、初日の到着と翌日の出発が24時間以内か、48時間必要かで選び方は変わります。購入対象に該当しない場合は、通常の24時間券・共通一日券と普通運賃で比較すれば計画できます。
訪問先を保存してから、開館日と帰路を確かめる
切符の元を取るために施設を増やすより、見たい展示や庭園を主目的にして、残った時間を街歩きに使う案です。まず候補を2〜3件保存し、地図で位置を確認。展覧会の日時指定や休館日を確認してから交通費を比較すると、買った券に合わせて予定を組み直す手間を減らせます。
例えば夢の島熱帯植物館は9:30〜17:00、最終入館16:00。通常は月曜休館で、月曜が祝日なら翌火曜に休館します。国立新美術館や東京都庭園美術館は展覧会の公開日・料金も別に確認する対象です。交通の乗り放題券で入館料まで支払ったことにはなりません。
日程の組み方は、関連する東京1泊2日モデルコースも参考になります。ただし、そのコースで葛西臨海水族園へ向かうJR京葉線は今回の地下鉄券の対象外です。コース全体が券1枚で回れるわけではなく、選んだ移動ごとに費用を分ける必要があります。
雨で屋外の候補を削る場合も、空いた時間へ遠い施設を追加せず、主目的の見学と帰路に余裕を残す考え方です。空港や新幹線へ向かう最終日の交通は、予約した便・列車から逆算し、対象外区間の料金と所要時間を別に確認してください。
- 1見たい場所を絞る
建築・展示・庭・温室から主目的を選び、候補を保存。
- 2開館日と予約を確認
展覧会の入館枠と帰りの予定を先に確保。
- 3駅・出口を選ぶ
地図と公式アクセスで、雨や荷物を含む歩行負担を確認。
- 4運賃と券を比較
往復の普通運賃を合計し、路線・有効時間が合う券を選ぶ。
旅先を決めるための説明図です。交通経路や所要時間を表すものではありません。
出発前チェックリスト
- 訪問先と宿の最寄り駅を決め、メトロ・都営・JR・私鉄を区別した
- 館の休業日・最終入館・展覧会予約を確認した
- 雨や荷物、エレベーターの出口を考慮して歩ける経路を選んだ
- 帰りを含む普通運賃の合計と、有効時間内の利用分で券を比較した
- 紙・QR・ICの開始条件、購入対象、対象外区間の支払いを確認した
旅程を決める前の確認先
船、航空便、料金、予約、運休、交通規制は変わります。選んだ候補に関係する案内だけを確認してください。
紹介したスポット
気になる場所は「行きたい」に保存できます。

国立新美術館
国立新美術館は、六本木・乃木坂で展覧会と黒川紀章設計の建築に触れられる美術館です。建物への入場は無料で、外観とロビーを見たい人には45〜60分を編集部目安としています。所蔵品の常設展はなく、展示室の料金・公開期間は展覧会ごとに異なります。乃木坂駅6番出口と直結していますが、火曜休館などの開館条件を先に確認してください。

東京都庭園美術館
東京都庭園美術館は、白金台の旧朝香宮邸を使った美術館です。アール・デコの建物と展覧会を見たい人には、館内と庭園で2〜3時間を編集部目安としています。庭園だけなら一般200円で予約不要ですが、本館・新館には入れません。建物内部が目的なら、訪問日の展覧会とオンラインチケットの入館枠を先に確認してください。

夢の島熱帯植物館
夢の島熱帯植物館は、江東区で熱帯や小笠原の植物を大温室で観察できる施設です。植物の形や育つ環境を見比べたい人に向き、3ドームの観察に60〜90分を編集部目安としています。一般250円、入館は16時までで、新木場駅からは公式目安徒歩13分です。温室は屋内ですが駅からの道は屋外なので、雨の日は往復の雨具も必要です。
旅行先ガイド
地図で位置関係を見る
下の地図では、この特集で紹介しているスポットの代表地点を確認できます。詳細な移動時間、運行、料金、予約要否は公式情報で確認してください。
モデルコースへ進む
よくある質問
東京メトロ24時間券はJRや都営地下鉄にも使えますか?
使えません。東京メトロ全線が対象です。都営も使う同じ日の旅は共通一日券と比較できますが、その券でもJR・私鉄・バスは別払いです。直通列車も対象外の会社の区間は別運賃です。
3回しか乗らないなら24時間券は不要ですか?
回数だけでは決まりません。大人IC178円の乗車3回なら534円で普通運賃が安く、252円の乗車3回なら756円で700円券が安くなります。自分の往復経路の運賃と、有効時間内に乗る分で比較できます。
Suicaに24時間券を追加できますか?
東京メトロ24時間券のIC版はPASMO向けで、Suicaには追加できません。PASMOにも対応しない種類があります。紙券・QR券は利用開始条件がIC版と異なるため、購入前に形式も選ぶ必要があります。
1泊2日なら24時間券1枚で足りますか?
対象路線の利用が有効時間に収まれば使えますが、旅行の2日間すべてが対象になるとは限りません。紙・QRのメトロ24時間券は最初の改札通過、IC券は購入時刻が開始です。翌日の帰路が期限を過ぎる分は別払いで考えます。
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